外国で日本人と知り合う

七月になりました。

 

先週は四年以上勤めいていて接点のなかった日本人の同僚と食事する機会が二回もありました。日本人と知り合っても数年で帰国してしまう方も多い中、このお二人は今後も台湾に残りそうなので、そういう方と繋がりが持てたのは正直うれしい。

 

台北に住んでいれば交流会なども頻繁に行われているので、日本人と知り合うのは難しくないと思いますが、一二年で帰ってしまう人も多く、長く台湾に住んでいる日本人と知り合うのは至難の業、というのが台湾在住七年の私の印象です。

実際数年前に台湾で働いている日本人と知り合うために夫が色々な場所に行ってみた結果収穫ゼロでした。

 

中国にいた時のほうが日本人と知り合いになれる機会が多かったと思います。

在住日本人の数が関係していると思うのですが、少ないと日本人というだけで知り合いになれるのですが、台北だと日本人はあちこちにいるため、日本人というだけでは繋がりが作れないんですよね……。

私の住んでいるマンションにも日本人が住んでいて、引越して来たばかりのときにマンションの管理人さんがわざわざ紹介してくれて、私の方から声を掛けたことがあったのですが、反応が芳しくなく、それ切りということがありました。

まあね、誰とでも仲良くなりたいわけじゃないですもんね……。

知り合えても気が合うかどうかという話もあり、一回ご飯食べてそれきり、ということもありますし……。

 

数年前にあちこち出向いた結果無収穫だった夫ですが、友達探しを止めた後に、ぽつりぽつりと在台何十年という人、台湾にずっと住みたいという若者、台湾で会社をやっている人と知り合い、その人たちとの縁が今でも続いています。

努力していた時には出会えなかったのですが、諦めたら縁が向こうからやってきたという感じでした。

 

前回日本に帰ることを諦めたという話を書きましたが、諦めた途端に、台湾に住み続けるといいことあるよ!と台湾の神様が私に人との出会いを贈ってくれたような気がします。