気持ちを切り替える

仕事でおもしろくないことがあって、くよくよする。

最近見つけた生ビールののぼりが出ている店に、気晴らしに行ってみた。
アサヒの生が100元くらい。焼き鳥が二本60元からあって、大変良心的な値段。薄味だったけど、こちらでよくある甘いタレの焼き鳥よりは好みだった。

店を出たときには、だいぶいい気分になっていたけれど、寝て起きたら、まだ昨日のことを引きずっていた。
相手の配慮のなさに頭にくるし、自分にもよくないところがあったと思う。
少し悲しい気持ちで、授業準備をする。

何とか気持ちを切り替えられないものか。
このまま悲しい気持ちでい続けたくない。

美味しいものを食べて、たくさん寝て、夫に愚痴も聞いてもらった。同じことが起きないように、対策も考えた。
もう気にしてもしょうがないと思う。
それなのに、気持ちが弱ったままだ。
以前よりは気持ちの切り替えがうまくできるようになったと思ったのに、最近はうまくそれができない。

年をとって、体が変化して、それにともなって、気持ちも弱くなっている。そんな気もする。

授業準備を終えて、読もうと思って机に置いておいた文庫本『川端康成・三島由紀夫 往復書簡』を手に取り開いた。
文字を目で追っていると、とても楽しい。ずっと読んでいたい。
あれ、悲しくないじゃん。と途中で気づき、ほっとする。