留学、きっかけは。

もともと学生のときにはじめた中国語。留学までしたのに、ぜんぜん身につかないのが悔しくて、社会に出てから勉強を再開しました。

最初は学校に習いに行けばなんとかなる、と思っていたのですが、ぜんぜんなんともならないことがわかり、仕事以外の時間をすべて中国語に注ぎこむことになります。中国語が喋れなくたって、当時の私は何も困ることがなかったのに、どうしちゃったんでしょうか。自分のことだけど、まったくもってわかりません。中国語と平行して習っていた踊りも、中国語に専念するために、やめました。

中国語検定の2級が何度受けても受からなくて、泣く思いで勉強しました。今思えば熱に浮かされたようだった…。そして、やっと2級に合格したのですが、実際にはぜんぜん中国語が口に出てこない自分がいました。

そこで、夫に「短期でいいから留学したい」と言ってみたところ、「行っておいでよ!」とまさかの後押しをされたのでした。

私は日本での生活があるから、支障を来さない程度の短期で行こう、と思っていたのですが、「短期で行くのはもったいない。せっかく行くなら1年行け!」と夫。

私は渡りに船、と何も考えずにその船に乗ったわけですが、今思えばそれが今も続く別居生活のはじまりとなるのでした。