酒と映画

旧正月休み中です。
今年は9日間あり、休みは今週の日曜まで。
月曜日からまた日常が始まります。

休みは苗栗に遊びに行った以外は、家にいて本読んだり、DVD見たり、酒飲んだりしてました。

酒は前ほど楽しく飲めなくなってきて、ちょっと寂しいですが、年だし仕方ないかなあ、と思ってます。
飲んでるときは楽しいんですが、次の日に響いて辛い。
思い返せば父も昔は相当飲んだそうですが、私が物心ついた頃には酒で体を壊して、一滴も飲んでいなかった。
死ぬまで酒を飲んだ母方の祖父は晩酌に日本酒を一、二合、ほろ酔い程度で切り上げていて、今の私のように飲みたいだけ飲むって飲み方はしていなかった。
多分、今のまま欲望の赴くままに飲んでいると、父のように体を壊してしまうと思う。理想は毎晩適度に飲んで死ぬ、祖父の飲み方です。

DVDは二本見ました。
小津安二郎監督の『東京物語』と『麦秋』。
原節子の輝きよ。
それから杉村春子の芸達者ぶりに舌を巻きました。
『東京物語』と『麦秋』二作品に出演しているんですが、『東京物語』では都会で働く現実的な娘を、『麦秋』ではちょっと図々しいでも憎めない母を演じていました。
『東京物語』を見た後に、『麦秋』を見たんですが、最初は杉村春子だと気がつかなかった。発声の仕方から違うんだもの。
他にも色々思ったことはありますが、長くなるのでやめときます。
(笠智衆についてとか、現代との言葉遣いの違いとか…。)