漫画と本

後はマンガと本も読みました。

連載中からすっごく好きで読んでいた日下直子『どうにもこうにも』
淳久堂に行ったら全巻売っていたので、購入。

漫画は置き場所に困るので、今まで帰国時に漫画喫茶に行って読んでいたのですが、それだと作者にお金が払えないと思い、応援したい作家の作品はできるだけ買うようにしようと考えを改めました。

置き場所問題は、こちらの古本屋で日本語の漫画も引き取ってくれることが分かり、解決です。ちなみに胡思二手書店を利用しています。

どうも私は成長物語に弱い。『のだめカンタービレ』も大好きです。
『どうにもこうにも』は地方の専門学校で講師をすることになった売れない漫画家が学生に教えることで生徒とともに成長していく物語。

以前『望郷ニッポン見聞録』を読んで気に入ったヤマザキマリのエッセイも読みました。
今回読んだのは『ヤマザキマリのリスボン日記』。
薄々感じていたけれど、この人はパワフルさはひどい感じだ。
日本ではとてもじゃないけど窮屈でやっていけないだろうなあ、という感じ。

ちょうどヤマザキマリの漫画『スティーブ・ジョブズ』がウェブ公開中。
二話にものすごく感銘を受けた台詞がありました。

後にジョブズの友人となるスティーブ・ウォズニアックが幼い頃話の合う友達がいないことに悲しみ、父に相談する場面があります。
機械や電気の話をしたいのに、友達とはできない、という息子に、父はこうアドバイスします。

そういう友達はきっといつか自然にできるよ!
自分の好きな事の為だけにお友達は作っちゃいけない

私は学生時代本当に友達ができなくて、そのことに悩んだんですが、その理由がこの父の言葉を聞いてやっとわかりました。
本当に私は独りよがりだったんだなあ、と。
この父の言葉を十代の頃に聞きたかった。
聞いても、わからなかったかもしれないけど…。