苗栗旅行

苗栗は台北から台湾鉄道で二時間ほどのところにあります。(特急だと1時間半、新幹線だと45分。)

今回は汶水老街と清安(洗水坑)豆腐街に行ってきました。
どちらも老街です。

老街とは、清朝或いは日本統治時代に造られた街並みのこと。その数ヵ所は、ほぼ忠実に昔の形に復元され、街全体がレトロな雰囲気となっているところもあります。三峡や深坑などは、その代表格だと言えるでしょう。台北市の迪化街は未だに日々更新中。(台北ナビより)

台湾の至るところにある老街ですが、今まで私が行ったことのある老街はきれいに復元されてしまっていて、昔ながらの雰囲気は残っていませんでした。

今回行った二つの老街は本当に素朴でとてもよかった。
バスでも行けますが、本数が少ないので、苗栗からタクシーを貸し切って行くのもいいと思います。
近くに温泉もあるし、今の時期ならいちご狩りもできて、他にもいろいろ見どころはあります。

苗栗は客家が多いと聞いていたんですが、お店の人とのやり取りからもそれが伺えました。
私の客家のイメージは、言うことにひねりが聞いている。仕事が好き。無駄がない。など。

今回もバスの案内所で「悠遊カード使えますか」と聞いたら、「そこに書いてあるだろ!」との返事。
「使えますか」って聞いているのに、その返事はないだろう、と思ったのだけど、客家っぽいなあとも思う。

老街で長ネギを売っているのを見つけて、飛びついた私。
(台北でもネギはあるが細ネギ。しかも高い。)
食べ物屋さんの前で無人販売方式で売っていた。
(これも今から思えば、客家っぽい。)
ネギを入れる袋が切れていたので、新しい袋を開けようともたもたしている私を見かねた店のおばちゃんが、
「もーう、何ちまちまやってるんだよ!!」と言いながら、豪快に袋を開けてくれた。

帰り道に「刀子嘴豆腐心」(口は悪いが根は優しい)という言葉を思いだしました。
大陸に留学したときに勉強したけど一度も使ったことがなかった言葉です。
言葉ってこうやって場面で覚えるんだなあ、と感慨深かったです。


豆腐街で食べた「コーヒー豆花」。
おいしかった!


12月に友達の親戚がやっている苗栗のいちご園でいちご狩りさせてもらったときのいちご。
苗栗はいちごが有名で、今回行ったあたりにもたくさんいちご園があった。


まったく関係ないけどマンガ「ばらかもん」にはまって大人買いした。
今回の休みに読むつもりで買ったのに、休みに入る前に読み終えてしまった…。
ネットで買ったら、おまけに「おちびさん」のメモ帳が入っていた。かわいい。