太田胃散は二度飲む

「太田胃酸は二度飲む」は私が作った格言です。

意味:酒を飲みすぎた朝方に気持ちが悪くなって太田胃酸を飲んだときには、すでに水すら受け付けなくなっているので、せっかく飲んだ太田胃酸を戻してしまい、もう一度飲むはめになる。
つまり飲みすぎて朝方に気持ちが悪くなってしまったら、もう薬を飲んでも遅い。大人しく寝て過ごすしかない。

土曜の夜に外で飲んだ後に、家に帰って飲み直し、機嫌よく寝たのですが、朝方に気持ち悪くて起きました。水を飲んでも受け付けず戻してしまいます。
これはあれだ「太田胃酸は二度飲む」だ!
と、気づいた私はひたすら二日酔いが収まるのをベッドで待ちました。
頭痛で眠れなかったので、レンジでチンしたゆたぽんを腹の上や目の上にのせることを繰り返し、寝ました。(体を温めるのは効果がありました。)
頭痛も引き、水を飲んでも吐かなくなったのは、午後三時。

以前だったら、「やってしまった」と貴重な時間を潰してしまったことを後悔をしたところでしたが、今回は不思議なことに「悔いなし!」と清々しい気持ちですらありました。

ここのところ忙しくて、どこかで抜きたい、という気持ちがあり、土曜に飲んで二日酔いになったことで、強制的に休めたせいかな、と思います。

酒で抜くんじゃない、と若かりし私ならしごく真っ当なことを思ったんでしょうが、今の私は、そんな私に「うるせえ」、と一喝している。

体に悪いものでも、溜めたものを発散できる機会があるというのは、溜めたままでいるよりもいいなと思うようになりました。(もちろん、たまには、ですが。)
溜めつづけて疲弊するよりいいかな、と思います。