318学運

日本でもニュース(こちら)になっているようなので、ご存知の方もいるかと思いますが、台湾ではいま学生が中心となり政府に抗議をしている真最中です。

3月18日から学生が立法院(国会)を占拠していたのですが、
昨夜(23日)一部の学生(といっても1000人)が行政院(内閣)に突入しました。

問題となっているサービス貿易協定については以下を見ていただくとわかりやすいかと思います。

国会議場占拠事件について
http://www.slideshare.net/noexcuse/ss-32581194

移民については日本も人事ではない問題かと思いますが、台湾は九州くらいの大きさの土地で、人口は二千万人ほどということを考えると、台湾の人々が抱く恐怖は並々ならぬものがあると思います。

さて、この騒ぎの中、馬英九大統領はまったく表に出てきませんでした。
やっと記者会見を開いたのが、23日の午前。
学生の立てこもりから5日が経過していました。
そして、その会見で彼はサービス貿易協定は撤回しないと発言。
協定を結ぶメリットについて語っていましたが、そのとんちんかんぶりは、
人々の怒りに油を注ぐことになりました。

5日間何やってたんだ、あんた、一体。

その結果23日の夜には、外で座り込みをしていた一部の学生たちが内閣に踏み込むという事態になったのです。

まだこの事件は収束に至っていません。

立法院に立てこもっていた学生が馬英九の発言を聞いた後、泣きながら言った一言が忘れられません。

人民走到哪裏?(人民はどこへむかうんだ)