日本語の「り」

交流会で隣に座った人が、中国語と韓国語の他に英語も話せて、日本語は今勉強中という、語学に堪能な人でした。

日本語の発音で何が難しいですか?と聞いたところ、てっきり濁音や促音という答えが帰ってくるかと思いきや、意外なことに「り」が難しいんだそうです。

「り」は「Li」なのか「Ri」なのか、どちらですか?

これは、日本人にとっては、思いもつかない質問です。

そしておもしろかったのは、彼には、
「中国人は「Ri」に、韓国人は「Li」と言っているように聞こえる」
んだそうです。

正直私はどちらがどちらか聞き分けられません。
そして、その聞き分け、言い分けができるのが、大変羨ましい。
日本語では問題にならなくても、「L」と「R」を区別する言葉にとっては、その違いが重要なんですな。

気を抜くと「L」と「R」どころか、中国語のいろんな発音が曖昧になる私にとって、背筋が伸びるような話題でした。