カラス再び - 湿潤日記

昨年9月から今年の7月まで語学留学をしていました。そのときに知り合ったカラスという女の子からメールが来て、びっくりしました。

というのも彼女には最後に「もう関わり合いたくない」と言って別れたからです。

カラスにはイギリス人の彼がいたのですが、彼が旅行に行っている間に、スペイン人の男の子と旅行へ行き、それがきっかけでイギリス人の彼から別れ話を切り出されたのです。そのときに、
「私はどちらとも別れたくない」
と言い切ったカラス。

そんなわがままが通用するわけもなく、その後カラスは2人と別れ、友達にも総スカンをくらい、寮にいられなくなって学期の途中で帰国しました。

私はこの時傍観者だったので詳しくは知りませんが、どうやら傷心のカラスを慰めた友達たち（いい人。）にもそうとうわがままを言って、しまいに怒らせた模様。そしてこのときカラスは友人に逆ギレした、とその後私に報告してきました。そりゃ、付き合いきれないや。

カラスがいなくなったあとも、イギリス人の彼はショックでおかしくなっちゃうわ、陽気なスペイン人の男の子も元気がないわ、寮の中はしばらく変な空気が流れていました。

カラスのいない生活にみんなが慣れ、平穏な生活を送るようになったある日、カラス襲来。

カラスの友人たちの慌てように笑いました。すごい勢いで部屋に隠れてました。スペイン人の彼はカラスを見たときに、無視したというのも現場にいた留学生から聞きました。

イギリス人の彼が忘れられなくて、戻ってきちゃったんだって。

いられなくなったから国に帰ったのに、反省の色を一切見せず、「元気？」と明るく私に言うカラスに何を言うことがあろうか。

２、３回つれない態度を取ったら、「前は仲良くしてたのに、どうしたの？」と聞いてきたので、「戻って来たから嫌いになった」と告げたところ、「自分でも何で来たかわからない」としばらくごねてましたが、私の気持ちは伝わったようで、その後訪ねてくることはありませんでした。

噂ではその後、イギリス人の彼といっしょにイギリスに行ったとか…最後に会った留学生によると「彼と結婚するかもしれない。結婚式には来てくれる？」と言っていたらしい。かもしれない、って！

で、そんなカラスからメールが届きました。一体何が！

「私はいい子になったよ！私はあなたに会いたいよ！あなたもでしょ！？」と書いてありました。

そういえば、最後に「また会える？」と聞かれたときに、「自分が何をしたかわかって、反省したら会ってもいいよ」と言ったような…。

ちなみにメールのタイトルは「哈哈哈哈（はははは）」。ぜんぜん懲りてない。