青春残酷物語
観た映画の話しか書いてませんが、最近。
でも、書く。
「青春残酷物語」です。
大島渚監督、1960年公開。
金馬影展で公開されると聞いて、チケット取って観てきました。
1960年の映画ということもあって、現代から見たら演出が古い、と思われるシーンが多々あり、会場からは失笑が起こっていました。(確かに所々に今となってはコメディとしか思えない場面があり、私も笑った。)
それでも、そんなの問題にならないくらいの、力強さをこの作品から感じました。監督の強い信念の元に撮られた、ということがひしひしと伝わってきます。
同監督の「日本の夜と霧」を観たときにも思いましたが、ささいなミスなど気にしてられない、大きなうねりのようなものが作品の中にある。
1960年という年に、若干28歳の監督が撮ったということにも驚かされます。