29張當票


読み終わりました。
「29張當票:典當不到的人生啟發」(29枚の質札:質には入れられない人生のヒント)

質屋の経営者が書いた本です。
出版は2012年の1月なのですが、今でも本屋の売れている本ランキングの上位に入っているという、売れに売れている本です。
続編も今年4月に出版され、私の手元にある本で、すでに16刷!
(今1冊目を確認したら、65刷という驚異の数字でした。)

長年質屋を営業している間に接した様々なお客さんについて書かれています。
作者は、決してお金がすべてではないんだ、ということを若い人に伝えたくてこの本を書いたそうです。

最初のお客さんが持ってきた質草はなんと現金です。
現金があるなら、それを使えばいいじゃん、と思うのですが、その現金はどうしても使えない理由があり…。

と、どうにも興味引かれる出だしで始まります。
毎日1、2話読み進めるうちに全部読みきれました。
全部で29話、1話につき1枚の質札にまつわる話がでてきます。
おもしろかったけど、よくもまあ次から次にいろんな事件が起きますなあ、さすが中華圏と思わずにはいられませんでした。