道を教える

最近迪化街によく行くのですが、観光地ということもあり、決まって道を聞かれます。

知っている場所を聞かれた場合、何とか中国語で答えるのですが、私が言葉を発した瞬間に、外国人だとばれ、道を聞いた人はだいたいびっくりします。まあ、外国人だとわかってたら道は聞きませんわな。

私が外国人だと分かると、
「あら、外国人なのね!ありがとう」と素直な感想を口にする人と、「ありがとう」と言ったそばからまるで逃げるように足早に去っていく人に分かれます。

足早に去られると、ショックです。せっかく教えてるのに、逃げるなよ〜、と思う一方で、そんなに私の中国語は変だろうか、と泣きたくなります。

「外国人に道を聞いて、相手も気まずいんだよ!気にせずに話せばいいよ!」 という意見を聞いて、確かに相手もびっくりしたろうな、と思い、足早に去られることはそんなに気にしないことにしました。

中国語に関しても、どれだけ勉強しても進歩がないように思い、意気消沈したのですが、よくよく考えれば、以前は道を聞かれても、聞き取りができないので、答えようがなかったのです。
聞き取れるようになっても、道を知らないうちは、やはり答えられず、聞き取りができ、道がわかるようになった今、やっと道を教えられるのだと思うと、私も少しずつ階段を登っているんだという気になってきました。

これからも道を聞かれることは多々あると思うので、練習だと思って、怖がらずに中国語で答えていきます。
きっと続けているうちに、相手を驚かさないようになるでしょう。