6月15日

気がつけば残りわずか。
相変わらず旧正月がメインの台湾はこの時期は通常運転のため、ただただ日常が続き、日本にいたときのような年末感がありません。
とりあえず、今年の総括でもしようかと思って、ブログを見ていたら下書きの中に、6月に書いたらしい読書記録が出てきたので、載せておきます。

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四月中旬から積んである本を一冊一冊読み進め、残り二冊というところまで来た。

一冊は高校入ったときに買った学校指定の文法書『徹底例解ロイヤル英文法』で、もう一冊は中文の長編小説、白先勇『孽子』。
ロイヤルは索引を除いて740ページ、『孽子』は409ページ、どちらも簡単に読めそうもないページ数だ。

『ロイヤル英文法』は必要なときに調べるもので、読み通すものではないと思うが、ここ二ヶ月で色んな本を分からないながら読み続けた結果、読み切ることに達成感を感じるようになり、内容を理解するのは二の次で達成感を得るためだけに『ロイヤル英文法』も読んでいる。

積読消化した中で一番ちんぷんかんぷんだったのが『無限 その哲学と数学』という夫が持っていた無限についての本。
算数も怪しい私に数学が理解できるはずはないのだが、この本はタイトル通り哲学者が無限についてどう向き合ってきたかを書いた本で、無限について考え続けている人がいるというところにときめいた。
案の定1%も本の内容が分かったかすら分からないのだが、著者の熱量がすごく、そして文も面白くて、たまに私にでも分かるような気がするような文が出てくるので、もしかしたら分かるかも知れないという微かな希望をずっと持って読んだ。

『無限 その哲学と数学』は何度も分からなすぎて泣きたくなった。
そのときは、以前夫に言われた、
分からない本は二回読むといいらしい。一回目は分からなくても最初から最後までとにかく読み通す。そうすると二回目に読んだ時に頭に入りやすい。
という言葉を思い出して、分からなくてもいつか分かるようになるかもしれないと思って読んだ。

そして、もう一つ、以前メイプル超合金のカズレーサーが
「博物館とか美術館が好きなのは、全然分からないものを真面目に見ている人がいるところ。そういう人がいるのが面白い」
というようなことを言っていた。「分からなすぎて面白い」を読むのを諦めようと思う度に思い出して、泣くではなくて笑うほうに考えを切り替え、読み進めた。


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この時点でもう白先勇の『孽子』読み始めていたようですが、26ページまで読んだところで止まってます。
来年読み終えられるかな…。
『徹底例解ロイヤル英文法』の方は読み終えました!