台北電影節

台北電影節、開催中です。

デビッド・ボウイの出演作が上映されるということで、
『地球に落ちてきた男』
『ハンガー』
の二本のチケットを取って観てきました。

歌手としてのデビッド・ボウイも俳優としてのデビッド・ボウイの知識がない状態で観に行ったんですが…

(なぜそんな状態でチケット取ったかといえば、今まで台北の映画祭で特集組まれている映画でハズレがなかったから。今回も期待していた)


最初に『地球に落ちてきた男』を観て、顎が外れ…

映画が始まってすぐに、えらいB級臭がするなあ、と思ったんですが、それが2時間以上続きます。

デビッド・ボウイがとにかく美しくて、彼のプロモーション映画のようでした。
デビッド・ボウイが主演だからこそ、観れたけど、そうでなければ、どうなっていたか…。
なんか、すごい映画でした。うまく説明できないけど。機会があったらまた観ちゃうかも。


楽しい映画を観に行ったつもりが、えらいカウンターパンチをくらってヨボヨボしながら帰宅。

翌日に『ハンガー』を観に行きました。

『ハンガー』は吸血鬼の映画だという予備知識があり、前日デビッド・ボウイの美しさをこれでもかと魅せつけられてますから、デビッド・ボウイの吸血鬼、それはさぞかし美しいかろう。と鼻息荒く映画館に駆け込みました。

結果、ボッコボコにされて帰宅…。

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』想像して行ったら、『死霊のはらわた』だった、みたいな感じと書いて分かってもらえるでしょうか。

あー、これレンタルビデオで借りてきて家でポテチとコーラと見るやつや〜。
と思いながら観ました。

しかもデビッド・ボウイ、若いの一瞬だし。すぐにじいさんになっちゃうし。

『ハンガー』はまぎれもないB級映画でした。
二本を比べると、トンデモ感が勝るのは『地球に落ちてきた男』の方。『地球に落ちてきた男』は本物でした。

結果、今回の台北電影節は負け戦となりました。
もう一本ゴダールの『男性・女性』も観たんですが、これも正直ピンとこなかった。期待して行ったんだけどなあ。

しかし、こういう映画に出たデビッド・ボウイという人には非常に興味を持ちました。
調べたら、「メジャーなカルトスター」とも言われているそうで、引っかかるではないですか。いろいろ。

デビッド・ボウイに出会ってしまった。
そんな台北電影節でした。