翻訳ソフト問題

今週で授業が終了しました。あとは会話のテストと作文の提出を残すのみとなりました。

作文の授業はかなり手探りだったんですが、毎週添削をしていると確実に上達しているのがわかります。授業とも呼べないような授業でこれだけ伸びたのだから、私の教え方うんぬんではなくて、回数を重ねるうちに、文章を書くことに慣れたのだと思います。

あと最後のほうで、翻訳ソフトを使って中国語から日本語に訳した文章はまったくわからない、という授業をやったら、読んでいて意味不明な文が少なくなったので、ほっとしました。

最初は翻訳ソフトを使うなんて馬鹿にして、と思っていたのですが、どうやらそうではないよう。
ある学生に「この部分意味がわからないよ」と言ったところ、「えっ、本当にわからないの? 翻訳ソフトを使ったのに」と自ら暴露してきました。
そこで、おや、と思い話を聞くと、どう書いたらいいかわからなかったから使ったとのこと。やる気がないわけではないと判明。

今週試験のかわりに提出させたこの学生の作文を読んだら、とてもきれいな文を書いていました。最初はまったく意味がわからない作文を書いていた彼女が、と感激しました。

翻訳ソフトを使わないなんてそんな当たり前のこと言わせないでよね、と思っていたのですが、今となってはほんとに言ってよかったと思っています。