『3-4x10月』
昼間スーパーに買い物に行って
帰ってからキャセロールでいくつか料理作る。
キャセロール買ったときに付いていたレシピの中の、
鶏肉とアスパラ、きのこの酒蒸し、
買って以来毎週末作ってるけどいつもおいしい。
キャセロールに塩振った鶏肉入れて、酒とショウガと野菜入れて
レンジでチンするだけ。
野菜はきのこ以外でもOK。アスパラは高いので入れていない。
昨日はもやしでやったけど、それもおいしかった。
レシピでは鶏もも肉となっているけれど、
胸肉、ささみでも問題なし。おすすめです。
夜は、夫と北野武監督『3-4x10月』を鑑賞。
主演の柳ユーレイ素晴らしかった。
画面に写っているだけでおかしい。
何も言わないのに、何かしでかしそうな存在感。
ヤクザと暴力が出てきて怖いはずなのに、笑ってしまう。
私の夫は足立区出身で、何かというと、「足立区だかんな」という。
私はそれを不思議に思っていた。
自分の生まれ育った町を特別視しているような感じがした。
しかし夫の家に時々行き、夫の交友関係を知るようになり、
しだいに足立区は私が生まれ育った場所とはかけ離れた場所であることを
実感するようになった。
今、私の中での足立区は北斗の拳の舞台のサザンクロスシティのイメージ。
以前は「足立区のタケシ」という言葉に何も感じなかった。
でも夫を通して足立区がどういうところかイメージできるようになると、
その「足立区」の意味が分かってくる。
夫と出会う前、ヤクザと暴力が付き物の武映画は非日常だと思っていた。
でも、今は日常なのだと思う。
あの、映画の世界は、実在する。
生と死がほんとに近いところにある。
以前どこかでたけしが、たけし軍団のことを
「他に行き場のない人たち」と言っていた。
たけし軍団がたくさん出演しているこの映画を見ていると、
この映画とたけし軍団がリンクしてくる。
「他に行き場のない人たち」が「他に行き場のない人たち」の映画を演じている。
たけし軍団の他に、石田ゆり子、ふせえり、豊川悦司、小沢仁志など
が出てきて、嬉しい。しかしその若さに驚いた。
とても好きな映画。